「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ここまで来ればもう大丈夫だろ・・・」
コ−ドは、メカニロイド達の群れから逃げる内に、見慣れない戦闘室に入り込んでいた。
「でも・・・ハァ・・・・ここドコだ?・・・今までとはあからさまに雰囲気が違う。」
コ−ドは、今いる部屋が、先程までとは明らかに違う事に気がついたようだ。
「そう・・・まるで”戦闘室”みたいだ・・・」
「ようやくここまで来たな!!ロックマン・コ−ド!!」
ドゥドゥドゥ
謎の声と共に、焔の塊がコ−ドに向かって放たれた。
「!?ハッ!!」
コ−ドは、火炎をバック転で躱すと、バスタ−を構え・・・
「そっこだぁぁ!!」
自分の撃ったと思われる影に向かって発射した。
ドォォォォン
バスタ−が、壁に激突する。
すると、煙の中から一体の影。
「何者だ!!」
コ−ドは、影に向かって叫ぶ。
「クックックックッ・・・・少しはできるようだな・・・ロックマン・コ−ド。」
そこに立っていたのは、一体のカンガル−型レプリロイド。
「我が名は”フレイム・カンガル−ト”!フラット様の命により貴様の命は頂く!」
カンガル−トと名乗るレプリロイドは、ビシッとコ−ドに指を指す。
「そうか・・・でも・・・「ハイ!そうですか。」って殺られると思ったら大間違いだぞ!!」
ドシュゥゥゥゥン
コ−ドは、叫びながらバスタ−をカンガル−トに発射した。
「そうでなくては面白くない!!」
ボォゥゥゥゥゥゥゥ
カンガル−トは、己の拳を空間に一閃・・・
すると、空気の摩擦で、巨大な炎が発生。
その矛先をコ−ドに向けた。
ドゥドゥドゥ
バスタ−と炎が激突する。
しかし、カンガル−トの炎は、コ−ドのバスタ−を軽々と相殺。
勢いを緩めず、コ−ドに向かった。
「うわっ!!」
炎が、コ−ドの右肩を掠める。
「・・・・くっ・・・」
コ−ドは、掠当たりした右肩に目をやった。
コ−ドの右肩は、余りの高温の為、溶解してしまっている。
「・・・強い・・・」

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